半年ほど前にトヨタの社長が放った終身雇用に関する発言には驚きましたよね?
雇用を続ける企業へのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたと述べたつい最近まで、トヨタ自動車の完全終身雇用制度は日本人の精神構造が変わらない限りなくなることはないだろうと言われていただけにショックでしたね。
多くの学生は安定や将来性を求めて大企業や有名企業を目指す傾向にありましたが、最近では、いわゆるベンチャーと呼ばれる企業に注目が集まっています。
ベンチャーは基本的に完全実力主義型のイメージですが、必ずと言っていいほどそうでもないようです。
ベンチャー企業に集まる転職者の多くが、起業家マインドを持っており、職場で仕事をするがノウハウを学んでいつかは起業と望んでいます。
ベンチャー企業も欧米型の運営形態を取っていますから、起業家志望の転職者は大歓迎だし、次の転職ありきで採用します。
また実力を出し切れない社員はリストラされるんじゃないかという先入観があるでしょうが、実はその職場内で配置換えが行われチャンスが与えられたり、一度や二度失敗したからと言って即クビというわけではないのです。
もちろん、アイデアさえあれば在籍したままの起業も可能ですし、全面的にバックアップしてくれる企業さえ出始めています。
社内ベンチャーとか、副業を全面的に認めている企業はまだまだ少ないですが、終身雇用制度が完全に崩壊する近未来では、ひとりのサラリーマンやOLがふたつみっつの職を兼業するいわゆる複業の時代がやって来るでしょう。
ごく少数の者はWEBライターやアフィリエイトと呼ばれる仲介ビジネスを利用して既に複業を構築してるようですが、全員が全員この形態に移行できるとは思えません。
多少なりともITの知識が必要ですし、なにより孤独に努力し続けられる人は稀です。
介護業界はまだまだ新しい産業にもかかわらず保守的な考え方がある一方で、ベンチャー企業に似た考え方も併せ持っています。
つまり、熱意とアイデアさえあれば需要があるし、割と簡単に補助金を受けることもできるので起業できます。
介護業界を活性化したい若年層は起業に積極的ですね。
この業界は終身雇用制度こそないものの、スキルと知識があれば60代70代になっても腹たらき続けることができます。
まだまだ未開のフロンティアが残っているこの介護業界で輝いてみませんか?