2019年11月27日水曜日

転職活動が上手くいかない時に未経験者が考えておくべきこと


未経験の転職は不安要素が大きくいろいろと悩みますよね?


未経験者が転職活動において悩むポイントは、大きく分けて5つに集約できます。


  1. そもそも応募できる求人がない
  2. 履歴書類が面接に結び付かない
  3. 面接に臨んでも内定が取れない
  4. 内定が取れても転職する決意が固まらない
  5. 転職活動が上手くいかずモチベーションが保てない


未経験の場合、特に年齢が上がれば上がるほど困難になっていきます。


45歳のAさんは勤めていた工場でリストラに合い、新たな勤め先を探すため転職活動を開始しました。


「自分は管理職を長年やってきたし、人に自慢できる実績もあるから余裕」と求人を探しましたが、これはという求人に出会えません。


実際、転職サイトで40代が就ける求人を探してみても、家族を養っていけるだけの年収がもらえる求人自体が、管理職のポストが皆無なのです。


転職エージェントはもちろんのこと、ハローワーク、新聞広告とありとあらゆる手段を使いましたが、希望に見合う求人がなく絶望。


仮にも家族を養っている身の自分は、収入が途絶えるわけにもいかないと、とりあえず管理職の条件を諦めますが、応募できそうな求人には「管理職候補」の文字が。


これは暗に年齢制限が設けてあることを意味しており、Aさんが応募しても一向に面接にさえ呼ばれません。


Aさんは3か月もするとモチベーションを保つことが出来ず、求人への応募をためらうようになっていきます。


まぁ失業保険も出ることだし何とかなるか…


そんなダラダラした転職活動を送っていたAさんのもとに、ようやくとある企業がから面接に来て欲しいと連絡が来ましたが、希望の年収がもらえないことが分かると、途端に「帰ってから家族と話したい」と躊躇してしまうのでした。


もちろん、後日お見送りの通知を受け取ったことはいうまでもありません。


このように、転職活動が上手くいかずモチベーションが下がっていき、果ては活動そのものを諦めてアルバイト生活に突入してしまう中高年が後を絶たないことを、皆さんは知っておくべきでしょうね。

2019年11月20日水曜日

理想の求人などない!未経験者が介護施設へ入るための心構えとは?

日本においては歳を取れば取るほど、転職するのが難しくなります。


理由はいろいろありますが、おおきなものを2つ紹介しておきます。


ひとつめは求人を募集する側の問題。


皆さんもご存じの通り、組織はピラミッド型で上に行けば行くほど年齢が上がる構造です、ある程度年齢があがれば課長とか部長のポストが必要になり、そのポスト自体が希少になります。


もう一つの理由は、転職者側の問題。


通常仕事を続け年齢が上がるほど経験やスキルが積みあがり、転職する際もそのスキルを活かそうと同じ業界、同じ職種にこだわるため、選択肢を自ら狭めている状況が起こっています。


更には築いてしまった生活基盤を崩すことは難しいため、転職先にいろいろ条件を求めてしまいます。


たとえば、


  • 業界や職種は、自分が経験したことのある業界職種
  • 勤務地は、現住所から少なくとも2時間以内
  • 役職は、現状維持かあわよくばプラスアルファ
  • 年収は、現状維持かあわよくばプラスアルファ欲しい


となるわけです。


これらは内定を貰う以前の話ですが、職場に入った後には、煩わしい人間関係や「聞いていた話と違う」現実に襲われることにもなります。


これらの条件をすべて満たす求人こそが、いわゆる理想の転職と呼ばれるものですが、全ての条件を満足させてくれる求人はそうそうありません。


万が一そのような求人があれば、応募が殺到し書類選考すら通らない状況になってしまいますよね?


転職先にもあなたと同年代、同じレベルのスキルを持った職員がかならずいます。


彼ら彼女らが貰ってもない年収を提示されたということは、それすなわち彼らよりも施設に貢献できる人材と採られたわけですから、現職者からのやっかみも考慮に入れなければなりません。


未経験者は基本的にイチからの出発ですが、前職の経験やスキルは必ず介護の現場でも応用可能ですから、諦めずによさげな求人を探してみてください。

2019年11月13日水曜日

必見!未経験者が介護リーダーになるための素質は孤独を愛せる人

未経験で転向するには遅すぎる業界がある一方で、そうでないこの介護の世界もありますよね?


40代近い年齢でこの業界に来た私でさえ、遅咲きと呼ばれることはありません。


未経験で介護職に就く人の多くはだいたい40代前半までですが、50代60代でもドライバーさんや清掃員さんとして介護業界に入ってくる人は大勢いらっしゃいます。


私が「兄貴」と慕う同僚の多くが40代半ばから50代前半のオッサン連中ですが、皆さんそれなりに社会人経験がおありなので頼りがいがある存在です。


未経験で入職してリーダーシップを発揮できる人はハッキリとした特徴があります。


組織は基本的にトップダウンで物事を推し進めますが、リーダーにとって一番大事な役割は大きな決断をできるか否か。


前例があれば別ですが、決断はつねに危険が付きまといますよね?


実はやってみなければ分からないし、素質のない人は後から「こうすればよかった」とか「自分なら絶対にこうした」と言うことが多いのが事実。


施設長や管理職が不在の時ほど何か起きるのは世の常。


こういう「何も起こってほしくない時」ほど誰も決断できないし、かといって20代30代の無責任な決断に身を委ねることもできない。


彼らの多くが多数決で物事を決めようと、自分一人で決断を下しもし間違っていた場合にはみんなで痛みを共有しようと考えます。


モノや機械を扱う製造業であればそれでもOKですが、この介護業界では人様の命を守らなくてはなりません。


多数決で意見を言い合っている間に、時は刻一刻と過ぎていきます。


その中にあって、やはり我々中高年は、それ相応の修羅場をくぐってきた人が多いのか、プレッシャーを感じつつも大きな決断をする時には頼れる存在です。


未経験者であろうが、あなたはサラリーマン生活は送ってきましたよね?


専門的な助言することはできないまでも、重要な局面を迎えた時は年の功を活かして、アドバイスしてみてください。

2019年11月12日火曜日

介護業界の独自ルールについてこれるか?この世界で上手くやっていく方法

介護サービスってピンからキリまでですが、案外小さい事業所でいろいろ任されてしまうこともあるので戸惑ってしまいます。


私自身、前職では100人規模の工場で働いて職制が細かく決められていましたから、やらなくていい仕事はかなりあったと記憶しています。


ところがどっこい、この業界に着た途端やったこともない役所への申告をやらされて驚いてしまったことがあります。


もちろん、前任者がいて彼ら彼女らに任せると効率的なハズなんですが、「これも経験」と右も左も分からない状態でやらされた記憶。


今となっては、役所の担当者と何度もやりとりした経験が活きて度胸がつきましたが、私と同じように大企業から小規模な介護施設に移った人の多くが、会社の規模のギャップに苦しむハメになります。


介護業界は新しい業界ですが、意外にも独自ルールが多く存在し、戸惑います。


私の同僚の中には、某企業の重役だった人や、とあるホテルの支配人をしていた人もいるのですが、ひとりで何役もこなさなければならない職場にはずいぶん苦労したそうです。


大企業や有名企業でバリバリやれたから、こんなちっぽけな施設でも活躍できると考えると、転職は失敗に終わります。


大企業でのチームプレーと、介護施設でのチームプレーは全く別次元のものですし、経費精算や雑用も全てこなさなければなりません。


効率重視の職場から、効率とは程遠い介護業界に来ればストレスも溜まるでしょうし、煩わしいと感じる点はいくらでも出てきます。


10年この業界にいる私でさえ未だ違和感を感じることが多いのです。


転職をした後に「こんなハズじゃなかった」と後悔する前に、会社の規模が小さくなったらどう動くべきか?同僚とどうやってチームワークを保っていくべきか?考えなければなりませんね。

2019年11月11日月曜日

企業風土は理解できますか?ミスマッチが起こる前に考えなければならないこと

企業風土で多いのがトップダウン方式ですよね?


逆にあまり聞いたことはありませんが、ボトムアップって方式もないわけではありませんし、ミドルアップと呼ばれる中間型のマネジメント方式はそこそこ見受けられる。


スーパーでよく見る方式なのですが、私が通っていた大学の創始者である中内功氏が提案したと言われています。


現場や中間層に権限を与えると人が育ちますから、この介護業界でも多く採用されています。


リーダーに権限を集めすぎると独裁政治が始まってしまうので、現場職も個々にアイデアを出したり、職場改善をする機会が与えられていますよね。


でも、この方式についていけない人たちがいることを忘れてはいけません。


そう、他業界からの転職者です。


私はもともとミドルアップの企業に勤めていて、提案や職場改善することに全く抵抗なくついていけるのですが、トップダウン方式の企業からの転職者は相当とまどってしまいます。


30年間会社の歯車として働いてきた私の同僚は、「社長であるトップの発言は神の発言と同じ」感覚が未だに抜けず、発言すること自体躊躇してしまうそうです。


つまりYESマンであるからこそ出世できるその世界で最高に優秀な営業マンであっても、ミドルアップ的な雰囲気の介護業界では、やっていけないのが現実です。


ミドルアップを嫌う一部の若者たちは、高い志を掲げてベンチャー起業。


完全にボトムアップ方式の企業を作り上げ楽しくワイワイやっていますが、あまりにもアイデアを押し出し過ぎると、現場が混乱して収集が付かない状態になりがちと言われています。


アイデアを出して認められたいと思う気持ちは誰しも同じですが、ボトムアップの職場であれば全部が全部認められると思ってしまう若者が増えてきそうで、少し身震いがしてしまった私でした。

施設勤務が肌に合わないならベンチャー起業も悪くない!忍耐強く集客しよう

一昔前はベンチャー企業と言えば、危険な香りがする働き方でしたよね?


大手企業でも倒産するこの時代において、ベンチャー企業で働くことやベンチャー企業は珍しくなくなってしまいました。


この介護業界においても、若く野心に溢れる20代30代が次々とベンチャー起業して名を馳せています。


割と簡単に補助金がもらえ、起業しやすいのが介護ベンチャーの良いところですが、日本の社会で営利活動をするからには日本のビジネスルールに習わなければならないと理解しておきましょう。


私たち介護施設の顧客はご高齢者ではありますが、施設や備品の購入先は一般企業ですよね。


いくら斬新なサービスを展開して世の中の賛同を得たとしても、それを周りの企業や自治体が認知してくれないことにはビジネスとして成立しません。


日本は島国ですから新しいものに対して敵対心を生みやすく、なかなか認めてもらえないのが本当のところです。


ですから、もし新しいビジネスを始めても忍耐強くビジネスしていかなければ、足元を掬われます。


老人介護施設ではできなかったことを、自分たちの理想郷で叶えようという心意気は立派ですし、雇われるのではなく自分たちで創造していくその志の高さは称賛に値しますが、
仕事である以上、ビジネスルールに従うのは当然のこと。


若者は勢いがあるものの、はやり解決しなければならない課題の解決力がありませんし、施設勤めなく起業してしまった介護職もいるぐらいです。


理不尽な社会人経験は忍耐力を付け、その解決のための努力が身に付きますが、できるのとできないのとではビジネスの行く末に大きな影を落としてしまいます。


そこで登場するのが私たち30代40代の中途採用者です。


介護職としての経験は少ないものの、彼ら彼女らのサポートや経理・総務・人事などの裏方を一手に引き受けることもできます。


私も一度誘いを受けたことがありましたが、年収の折り合いがつかず断念した苦い思い出がよみがえります。


そうして独立した彼らは、3つの介護施設を運営する経営者になってしまいました。


あの時、年収を我慢して話に乗っていればと悔やむときもありますが、当時の私にはその勇気はなかったんでしょうね。

2019年11月10日日曜日

その転職をちゃんと家族に相談できますか?未経験者が陥りがちな罠とは

未経験者でも温かく迎え入れてくれるのが、この介護業界のいいところですよね?


介護業界にやって来る未経験者の多くが志が高く、自分も何か誇れる人生を送りたいと考えていますが、その熱意を家族にちゃんと伝えている人は少ないようです。


未経験で介護職ともなれば最初はどうしても低賃金は避けられませんから、嫁ブロックされて当然ってケースも少なくありません。


転職活動は普段の夫婦生活が円満かどうかで大きく左右されることを、もっとちゃんと理解すべきです。


特に、私と同年代であればそこそこ給料をもらっていたでしょうし、地位も築いてきたでしょう。


その彼彼女が介護職に転向したいと言い出した時のご家族の衝撃は、計り知れないもとの推測できます。


ですから、家族が望んだ場合を除き、嫁や夫の賛同を得られるかどうかがカギとなってきます。


転職エージェントの多くが「今日ここに来ることはご家族はご存じですか?」と聞いてくるのは、本人以外の家族がどれぐらい関わっているのか探っているのです。


家族に迷惑をかけまいと転職の事実そのものを隠している方も大勢いらっしゃいますが、最終的には家族に伝えなければなりませんし、後になればなるほど気まずくなるのは目に見えています。


現職に不満があったり、能力を発揮できず追いやられている場合や、私のようにリストラされた人は余計「男のプライド」が邪魔して言いにくいはずですよね?


男のプライドは私も同じですが、何かを隠して転職活動を進めると罪悪感で判断が鈍りますし、夫婦間で情報が共有されないまま最終局面を迎えると、せっかく努力して内定を掴んだのにと余計な後悔がつきがち。


妻にしてみても、突然降ってわいた転職話に理解を示してくれる女性はそう多くないはずです。


普段から会話がないのであれば仕方がありませんが、それ相応に良い夫婦関係であればプライドを捨ててパートナーに相談してみてください。


勇気を出せば怖いものではありませんよ。

2019年11月8日金曜日

未経験者は自分の肌に合う施設に巡り合うまで諦めないで欲しい私の思い

介護業界には業界なりの文化や習慣がありますが、それぞれの介護施設ごとにも独自の文化が根付いているので面白いと感じます。


IT業界は若くてブラックなイメージが先行していますが、介護業界は女性が多く人間関係が複雑ってイメージが根付いていますよね?


確かに、医療介護業界は女性中心ですからそう思われても仕方がありませんが、介護職だったら全てが全てそういう法則には当てはまりません。


これがいわゆる企業文化の違いとか、企業カルチャーショックと呼ばれるもの。


私自身、複数の介護施設の転職経験はありませんが、総務人事としてそれなりの施設の経験はさせてもらいましたが、同じ企業が経営する介護施設であってもその文化はかなり違います。


いい悪いは別として、介護職に就くのであれば、自分と合う合わないかを即座に体感するよう心掛けてください。


合う合わないの他にも、有料老人ホームと特養では経営戦略そのものが違います。


初心者の方に多いのですが、有料老人ホームの雰囲気や経営方針に合わなかったからとって即自分は介護職に合わないとやめないで欲しい。


未経験で入職した職場は何もかもが真新しい世界ですが、第六感といいますか、肌に合う合わないは必ずありますし、長く勤めれば勤めるほどその違和感は必ず大きなものになっていきます。


最初に入って施設で骨をうずめると考えるのではなく、2,3件勤めてみて全く合わなければまた別の業界にもどればいいぐらいの温度でいてくださいね。


この業界はまだまだ若いので、外者であってもすぐに打ち解けられる雰囲気はどの施設も同じです。


私も随分と長い間打ち解けられずに、製造業ではああだったこうだったと中々世界に馴染めませんでしたが、元製造業、元運輸業、元IT、元販売業など様々な業界の人間が集まった業界です。


自分から心を閉ざさなければ、かならず輪に入っていけます。


私みたいな人見知りする人間でも、今や地域の会合に出席させてもらえるようになりました。


人間やってみるものですね。

2019年11月7日木曜日

時間にルーズな介護職は嫌われる?!非効率な職場だからこそ大切にしたいもの

ビジネスの世界において時間厳守はごく当たり前のルールで、一度約束した時間は何としても厳守しなければなりません。


医療介護業界以外の業界であれば、ビジネスの相手は一般企業や個人のご家庭です。


ある程度時間に余裕を持って行動し、次の予定への備えをすることができますよね?


しかし、この介護業界ではどうしても相談や支援事は思った以上に時間がかかります。


前回、介護そのものが非効率を極まることだと言いましたが、基本的に設定した作業時間は必ず後方へずれていきます。


相談や支援を1日1件と限定してしまえば、とことん非効率に対応できますが、私たちはまがいなりにも営利を目的とした集団です。


たったひとりのご利用者様のために、1日を捧げることはとてもじゃないができません。


私の同僚のほとんどは時間厳守ができていますが、一部の介護職は本当に時間にルーズですね。


ご入居者様の対応で…というのは十分承知していますが、時間を守らない人はクセなのでしょう。


たいがい言い訳をして何度も予定を変えてきますので、ひょっとしてこの人は仕事ができない人なのかな?と色眼鏡で見てしまいます。


緊急な用事が入って私たちとの予定をすっぽかす人の言い訳は、こちらのほうが重要だったから。


ご利用者と私たち職員であればいざしらず、そういう介護職に限って、相手の肩書を見て優劣をつけるんですよね?


部長に呼ばれたから、施設長に指示されたから…と。


上司に従うのは当然ですが、あまりにも同僚をおざなりにしてしまうと、チームワークが崩れますし、なによりお互いの信頼関係を損ねます。


これがご入居者様だったらどうでしょうか?


個人の信頼だけでなく、会社としての信頼を失いかねませんよね?


ビジネスの世界で、アポイント取りのルールは先約優先です。


基本に立ち返って、我を忘れないよう心がけましょうね。

2019年11月6日水曜日

あなたは童心に帰って楽しめますか?未経験者が介護職に就いて必要なこと

皆さん職場を楽しんでいますか?


こういうと語弊がありますが、私は勤め先の老人ホームでメチャメチャ楽しんでいます。


ルーティーンの仕事はさておき、入居されているご高齢者とのふれあいで純粋にイベントを楽しめない介護職が多いのは残念ですね。


ご高齢者なりにプライドとか人生の大先輩の誇りを持っているでしょうが、季節ごとに催されるイベント、春はお花見、夏はビアガーデン、秋は文化祭、冬はクリスマスや正月は職員ともどもに楽しみにしています。


フツーのサラリーマンをやってきた私達にとって、童心に帰って職場を楽しむってことは不謹慎に思われがちですが、ここでは楽しんだもの勝ちって雰囲気が漂っています。


営利企業の多くが効率的なビジネスを行い、利益を追求しますが、こと介護業界に限って言えば少し状況が違います。


介護はもともと非効率なもので、実はこの非効率を追求することにチャンスが眠っていることに誰も気づいていません。


私は介護職員ではないため、介護に直接携わることは許されていませんが、ご高齢者との簡単なやり取りは許されています。


(というより介護施設に勤める職員は兼務が基本)


たとえば、今はスマホって便利なものがあるんだよ?と私のスマホを渡してあれこれ操作させてみるんです。


いやいや私は触ったことがないから壊しちゃうわよと、たわいのない会話をしながら、実はお孫さんやご家族様ともっと連絡が取りたいって願いを聞き出せちゃうことだってある。


他にも、ツムツムの対戦相手がいないから困っていただとか、実は施設内に親しい友達ができないでいるって要望を聞けることだってあります。


私はすでにこの施設でパソコンに詳しい人との触れ込みが形成されてしまっているので、多くの時間をご入居者様のご自宅で過ごすのですが、サラリーマンやってた頃のクセがなかなか抜けず苦労しました。


どうしても営利を追求するので、無駄な時間は過ごしたくない、すぐに事務所に帰らなくてはとの本能が働いてしまうのです。


今でこそ、何時間も非効率的な?(私にとっては事務所で座っているよりよっぽど建設的ですが)時間を過ごすことになれてしまいましたが、未経験者が介護業界に転職するとこのようなギャップに苦しめられることも多々あるという、今回はたわいもない話でした。

2019年11月5日火曜日

横の繋がりを大切に!介護業界でサバイブするなら縁は大切にしよう

私が現在勤めている老人ホームの総務職となってすでに10年が過ぎましたが、この業界ほど横の繋がりを大切にする業界は知りません。


横のつながりと言っても同僚同士の友情ってレベルの話ではなく、会社の枠を超えた区全体、市全体の介護施設の繋がりの話を言っているのです。


私がかつて在籍した製造業においても、職場以外に強く幅広い人脈を作ることは評価の対象となりビジネスチャンスを持ってくるビジネスパーソンとして重宝されてきました。


逆に言ってしまえば、横と一切繋がろうとしない職員が魅力があるとは思えませんよね?


多くの場合、地域の自助努力のため集まったケアマネージャー同士の繋がり、介護施設の宣伝のため合同で集まった営業職同士の集まり、果ては一般の介護職同士での副業に関するネットワーク。


この業界では低い水準の給与をまかなうため、他施設で夜勤をしたり、スポットでドライバー業務をする人たちが、割と普通に副業に勤しみますし、私たち総務職員も「副業は絶対にダメ」とは言えません。


ですから、どこからともなく「あそこの特養の夜勤帯バイトが足りてないらしい」とか「某大手の施設で介護職員の空きが出たらしい」話も舞い込んできます。


副業やバイトだけではありません。


この業界あれこれと研修が多いので、他施設の職員と一緒になる機会が多いのですが、新しい知識を得ることもできるため重宝していますが、やはり人懐っこい介護職は強いなと感じています。


ケアマネージャーの転職時には横の繋がりの弊害が見られます。


介護業界においてケアマネはいわば営業職に相当しますから、その抱えているご利用者様の取り合い囲い込みが横行しているのは、悩ましいところですよね?


高い年収、高いポジションでヘッドハントされたのはいいが、実は彼ら彼女らが抱えているご利用者が目的だったケース。


挙句の果てには、利用者をごっそり奪われ自分は信用もなくして、もうこの世界では生きていけないとケアマネを辞められる方もいるようです。


介護職の皆さんは真面目すぎるが故に…騙されないでくださいね。

2019年11月4日月曜日

すぐ諦める未経験者はどこにいっても失敗する!チャレンジ精神を忘れない

数回にわたってどういう人なら未経験でも採用されるのか?考えていますが、ボランティア精神で社会に貢献できるヘルパーほど評価されるケースはありません。


日本人の特徴ですが、会社は社会の中の一部として存在している考え方があり、会社に利益をもたらすのではなく、地域や社会に貢献するということで評価を得ることができると考えるのです。


そこには私達凡人が多用する、やすっぽい感情や煩わしい人間関係、好き嫌いや、正しい正しくないといった基準ではなく、個人の利益を優先するより公共の利益を優先する基準が求められています。


社会にとって利益になる行動ができる人は、自分にとってもプラスになると考えています。


まぁ、ここまで考えられる人は転職するというよりも、どこかの企業からヘッドハンティングされていそうですが…


一方、私のようにリストラされて辛い体験をしても、世間に絶望するどころかチャンスととらえて再起を果たしてしまう人も、どこの世界に行ってもやっていけるタフさを持っています。


体験者にしか分からない辛さですが、目の前が突然真っ暗になったようで、1か月2か月と転職活動が上手くいかないと、自分は世間から必要とされていないのか?と疑心暗鬼に陥ります。


果ては自宅警備員と揶揄される大人の引きこもりや、自殺願望者と化す可能性もなきにしもあらず。


このように、何度チャレンジしても結果が出ない人がいますが、大事なことはチャレンジすること。


たった1つか2つの方法で転職できない、上手くいかないと諦めてしまうのではなく、3つ4つとアイデアを振り絞って諦めなければ必ず目標に達することができます。


こういったタイプの人も、強靭な精神をお持ちですから、転んでもタダでは起きないビジネスパーソンですよね。


こういう人物像になることができれば、面接など余裕で突破できましょうが、私たちは凡人として諦めずチャレンジを続けていきましょう!

2019年11月3日日曜日

長いものに巻かれるな!意思を貫き通せる人はどこに行っても評価される話

介護の世界って理不尽なことが多いですよね?


この世界は完全な女性社会の上に成り立っていますから、私達男性からみたらおかしなルールだらけじゃないですかね。


そんな中で過ごしていると多くの男性職員が長いものに巻かれてしまい、むしろ彼女らの保護下に入ってしまった方が楽だし、イジメられることもありません。


そういう生き方も悪くありませんが、やはり最後まで筋を貫いてある程度のリスクを覚悟できる人の方が上からの評価は高くなります。


そういう意思の貫き方ができる人って、多くの施設が欲しいと考えられていることを皆さん理解すべきではないでしょうか?


ただ、そのリスクを取る覚悟をするか否かを瞬時に見抜くのは至難の業ですし、自分の立場が悪ければ悪いほどこうした部分が出てきます。


一般職員だったら倒産の危機にさらされても転職してしまえば、それで済みますが、会社の経営者や経営陣は借入のリスクを負わなければなりません。


そういうリスクを全く意識せず覚悟もなしにエライさんになってしまうのもどうかと思いますし、中にはオイシイところだけ吸って何か起これば真っ先に逃げていく人たちもいらっしゃいます。


会社の経理なんて、財務諸表から危機をいち早く察知できますから、経理が逃げた施設はヤバいっていうのは定説ですよね?


しかしどんな状況であれ苦境に遭遇した逃げたでは、経営陣に入る器ではないということです。


もちろん、逃げたという言葉を使わずともリストラにあったと言ってしまえば、多少聞こえはよくなるでしょうが、一度逃げ癖が付いたエグゼクティブは何度も同じことを繰り返します。


私から言わせれば、世渡り上手のオジサマ共ですね。


介護の世界では比較的簡単に起業できますから、今多くの若者が理想を求めて起業に走ります。


そんな彼ら彼女らは何らかの危機が起こっても逃げませんよ?


最後の最後まで利用してくれるご高齢者のため尽力する姿は、逃げてばかりのオジサマとは対照的な存在ですね。

2019年11月2日土曜日

どの施設に転職しても上手く立ち振る舞える人は前職のことを持ち出さない

どこの職場にいっても要領のいい奴っていますよね?


自分自身、総務人事職という職種でありながらも人見知りをしますし、好き嫌いもはっきりしているので、こういう奴はどちらかといえば「いけ好かない同僚」


ただ今では、こういうタイプの人間はどこの職場に行っても生き残れる、ある意味会社の枠を超えて生存できる人だと確信しています。


私のこれまでの経験から、このタイプには共通する性格や態度があることが分かってきました。


今現在、こういうタイプのスキルが身に付いていないにしろ、少し意識してみるだけで今後の職場で変わってくるかもしれません。


特にこの日本では、協調性とか共同性が求められ、自分より他人を優先するのが美徳とされてきましたよね?


分かりやすい言葉でいうと自己犠牲ってことでしょうか。


また、過去の栄光や実績、ポジションにこだわり過ぎている人はどこに行っても上手くいかないでしょう。


転職して新しい人生を手に入れたと同時に、過去の自分を捨てることは転職のマナーってやつです。


なかなか簡単にできる人間の方が少ないと思いますが、それができる人間になれれば、未経験の転職先であっても、人が付いてくる人材になり得ます。


普通に考えて、過去の栄光を鼻にかけて威張っている人より、過去は過去として腰の低い未経験者では、どちらが一緒に仕事をしたい人物だと思うのでしょうか?


私にはなかなかできないことですが、過去を捨てる潔さが人を惹きつけ、周囲からの信頼を1日も早く勝ち取れるチャンスへと繋がります。


加えていうなら、「前職ではこうだったああだった」「元の職場の方が効率が良かった」という前職への未練、前職でのやり方を新しい職場での基準にしたがる人は、どちらかというとこだわりが強い人。


私も言うまい!言ってはならないと分かってはいるものの、上手くいかないことがあればつい(言っても何も変わらないと分かってはいるんだけど)、不満のはけ口として使ってしまいますね。


もし、あなたが未経験でこの介護業界に入ってくるのならば、こういう愚痴はなるべく放たないよう気を付けてください。

2019年11月1日金曜日

転職先の情報収集をする前に自分の長所短所を知らなければ上手くいかない

自己分析って苦手な人が多いですよね?


しかも自分の弱みとか強みを把握するのって何だが歯がゆくて、可能であれば避けて通りたいと誰もが思うこの転職通過儀式。


ふるきは孫子という人が、「彼を知り己を知らば百戦あやうからず」と有名な言葉を発しましたよね?


私が総務部の新人時代に上司からこの言葉を聞いたのですが、求人票を通じて相手のことを研究するのはもちろんのこと、自分のことを知らなければならないと説かれているような気がしました。


転職者の多くが転職先の情報収集に重きを置くのですが、私はやはり自分のことが分かっていないと上手くいかないと考えています。


別に自分を知らなくても転職できるじゃん!って後輩に言われたことがあるのですが、自覚もないままただ闇雲に転職したり、職種転向するとますます自分という生き物が分からなくなっていきます。


自分を知るということは、自分の長所短所だけでなく、自分の市場価値を知ることにもつながります。


多くの人が自分の市場価値を知らないまま、高望みして条件の良い求人にばかり応募し、お見送りされ、果てはタイムアップして掴みたくなかった求人に行かざるを得ない最悪の状況に陥ります。


逆にです、自分の良い悪い、何が得意で何が苦手なのかが分かりさえすれば、どのような会社であれば実力を発揮できるのか分かりますよね?


全くの未経験で畑違いでも、介護の世界で輝ける人はホスピタリティ精神が高く、正義感が強い人が多いですね。


介護職を受ける時に、何らかの性格診断テストを受けたのなら、間違いなくホスピタリティ精神と正義感はチェックされているハズです。


俗にいう職歴の棚卸とは少し違いますが、無料で使える性格診断を利用したり、有料ですが市販の性格診断テストを受けてみるのもよいでしょう。


自分の嫌な面がいろいろ見えて気分悪くなることもあるでしょうが、まずは己を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?