幸か不幸か何らかの事件が起こり、あなたは異業種への転職を試みようと考えているでしょうが、自分のなりのビジョンを持っていないとブレますよというお話。
私自身、20代ではビジョンを持つことはできませんでしたが、30代で事務方になり総務兼人事職となった時に「自分は社員の役に立つ縁の下の力持ちが使命」と実感することができました。
こういうビジョンを持っていると、全く畑違いの介護業界に足を踏み入れても全く動じることがありませんでしたし、何か不本意なことがあってもそれはそれと処理することができました。
もちろん、入職した老人ホームで私の「人の役に立つ使命」が果たせなかった場合、際再就職を念頭に置いていましたが、職員に対してだけでなくご入居様からも必要とされ今に至ります。
私も異業種からの転職組なのでよく分かりますが、ビジョンを持たずこの世界にくるとちょっとの困難で挫折してしまいますよ?
もし今この瞬間まで自分の目指すところについて、あまり深く考えたことがないのであれば、少し考えてみてください。
この業界に未経験でやってくる人の多くが「誰かの役に立ちたい」と考えているハズです。
煩わしい人間関係に疲弊したサラリーマンやOLほど、誰かからもらえる感謝に飢えていますから、少し冷静に考えてみてください。
自分のビジョンは何か?どこを目指して転職するのか?自分は何のために働いているのか?
ビジョンというと曖昧ですが、ようは自分の根源を現わすアイデンティティだと考えてください。
少し話がそれますが、ビジョンとか根源って家系とか血とか言われることもあるのですが、私の場合、自分を犠牲にしても人を助ける血筋ですから、総務職(人事職)はある意味天職です。
こういう血筋に職場で培った経験が積み重なって、あなたらしさが形成され、20代は経験が浅すぎますが30代になれば、自分という生き物が何者なのか分かって来るハズです。
私と同じ40代は、正に脂が乗った良い年頃ですよ?
これまで誰かの役に立ちたいと社会に出て頑張ってきたけど、違和感を感じ介護業界に来たと話す同僚は何人もいます。
この業界は死ぬまで現役と言われています。
遅い早いは多少ありますが、共に頑張ってみませんか?