自己分析って苦手な人が多いですよね?
しかも自分の弱みとか強みを把握するのって何だが歯がゆくて、可能であれば避けて通りたいと誰もが思うこの転職通過儀式。
ふるきは孫子という人が、「彼を知り己を知らば百戦あやうからず」と有名な言葉を発しましたよね?
私が総務部の新人時代に上司からこの言葉を聞いたのですが、求人票を通じて相手のことを研究するのはもちろんのこと、自分のことを知らなければならないと説かれているような気がしました。
転職者の多くが転職先の情報収集に重きを置くのですが、私はやはり自分のことが分かっていないと上手くいかないと考えています。
別に自分を知らなくても転職できるじゃん!って後輩に言われたことがあるのですが、自覚もないままただ闇雲に転職したり、職種転向するとますます自分という生き物が分からなくなっていきます。
自分を知るということは、自分の長所短所だけでなく、自分の市場価値を知ることにもつながります。
多くの人が自分の市場価値を知らないまま、高望みして条件の良い求人にばかり応募し、お見送りされ、果てはタイムアップして掴みたくなかった求人に行かざるを得ない最悪の状況に陥ります。
逆にです、自分の良い悪い、何が得意で何が苦手なのかが分かりさえすれば、どのような会社であれば実力を発揮できるのか分かりますよね?
全くの未経験で畑違いでも、介護の世界で輝ける人はホスピタリティ精神が高く、正義感が強い人が多いですね。
介護職を受ける時に、何らかの性格診断テストを受けたのなら、間違いなくホスピタリティ精神と正義感はチェックされているハズです。
俗にいう職歴の棚卸とは少し違いますが、無料で使える性格診断を利用したり、有料ですが市販の性格診断テストを受けてみるのもよいでしょう。
自分の嫌な面がいろいろ見えて気分悪くなることもあるでしょうが、まずは己を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?