2019年11月5日火曜日

横の繋がりを大切に!介護業界でサバイブするなら縁は大切にしよう

私が現在勤めている老人ホームの総務職となってすでに10年が過ぎましたが、この業界ほど横の繋がりを大切にする業界は知りません。


横のつながりと言っても同僚同士の友情ってレベルの話ではなく、会社の枠を超えた区全体、市全体の介護施設の繋がりの話を言っているのです。


私がかつて在籍した製造業においても、職場以外に強く幅広い人脈を作ることは評価の対象となりビジネスチャンスを持ってくるビジネスパーソンとして重宝されてきました。


逆に言ってしまえば、横と一切繋がろうとしない職員が魅力があるとは思えませんよね?


多くの場合、地域の自助努力のため集まったケアマネージャー同士の繋がり、介護施設の宣伝のため合同で集まった営業職同士の集まり、果ては一般の介護職同士での副業に関するネットワーク。


この業界では低い水準の給与をまかなうため、他施設で夜勤をしたり、スポットでドライバー業務をする人たちが、割と普通に副業に勤しみますし、私たち総務職員も「副業は絶対にダメ」とは言えません。


ですから、どこからともなく「あそこの特養の夜勤帯バイトが足りてないらしい」とか「某大手の施設で介護職員の空きが出たらしい」話も舞い込んできます。


副業やバイトだけではありません。


この業界あれこれと研修が多いので、他施設の職員と一緒になる機会が多いのですが、新しい知識を得ることもできるため重宝していますが、やはり人懐っこい介護職は強いなと感じています。


ケアマネージャーの転職時には横の繋がりの弊害が見られます。


介護業界においてケアマネはいわば営業職に相当しますから、その抱えているご利用者様の取り合い囲い込みが横行しているのは、悩ましいところですよね?


高い年収、高いポジションでヘッドハントされたのはいいが、実は彼ら彼女らが抱えているご利用者が目的だったケース。


挙句の果てには、利用者をごっそり奪われ自分は信用もなくして、もうこの世界では生きていけないとケアマネを辞められる方もいるようです。


介護職の皆さんは真面目すぎるが故に…騙されないでくださいね。