2019年11月6日水曜日

あなたは童心に帰って楽しめますか?未経験者が介護職に就いて必要なこと

皆さん職場を楽しんでいますか?


こういうと語弊がありますが、私は勤め先の老人ホームでメチャメチャ楽しんでいます。


ルーティーンの仕事はさておき、入居されているご高齢者とのふれあいで純粋にイベントを楽しめない介護職が多いのは残念ですね。


ご高齢者なりにプライドとか人生の大先輩の誇りを持っているでしょうが、季節ごとに催されるイベント、春はお花見、夏はビアガーデン、秋は文化祭、冬はクリスマスや正月は職員ともどもに楽しみにしています。


フツーのサラリーマンをやってきた私達にとって、童心に帰って職場を楽しむってことは不謹慎に思われがちですが、ここでは楽しんだもの勝ちって雰囲気が漂っています。


営利企業の多くが効率的なビジネスを行い、利益を追求しますが、こと介護業界に限って言えば少し状況が違います。


介護はもともと非効率なもので、実はこの非効率を追求することにチャンスが眠っていることに誰も気づいていません。


私は介護職員ではないため、介護に直接携わることは許されていませんが、ご高齢者との簡単なやり取りは許されています。


(というより介護施設に勤める職員は兼務が基本)


たとえば、今はスマホって便利なものがあるんだよ?と私のスマホを渡してあれこれ操作させてみるんです。


いやいや私は触ったことがないから壊しちゃうわよと、たわいのない会話をしながら、実はお孫さんやご家族様ともっと連絡が取りたいって願いを聞き出せちゃうことだってある。


他にも、ツムツムの対戦相手がいないから困っていただとか、実は施設内に親しい友達ができないでいるって要望を聞けることだってあります。


私はすでにこの施設でパソコンに詳しい人との触れ込みが形成されてしまっているので、多くの時間をご入居者様のご自宅で過ごすのですが、サラリーマンやってた頃のクセがなかなか抜けず苦労しました。


どうしても営利を追求するので、無駄な時間は過ごしたくない、すぐに事務所に帰らなくてはとの本能が働いてしまうのです。


今でこそ、何時間も非効率的な?(私にとっては事務所で座っているよりよっぽど建設的ですが)時間を過ごすことになれてしまいましたが、未経験者が介護業界に転職するとこのようなギャップに苦しめられることも多々あるという、今回はたわいもない話でした。