2019年11月7日木曜日

時間にルーズな介護職は嫌われる?!非効率な職場だからこそ大切にしたいもの

ビジネスの世界において時間厳守はごく当たり前のルールで、一度約束した時間は何としても厳守しなければなりません。


医療介護業界以外の業界であれば、ビジネスの相手は一般企業や個人のご家庭です。


ある程度時間に余裕を持って行動し、次の予定への備えをすることができますよね?


しかし、この介護業界ではどうしても相談や支援事は思った以上に時間がかかります。


前回、介護そのものが非効率を極まることだと言いましたが、基本的に設定した作業時間は必ず後方へずれていきます。


相談や支援を1日1件と限定してしまえば、とことん非効率に対応できますが、私たちはまがいなりにも営利を目的とした集団です。


たったひとりのご利用者様のために、1日を捧げることはとてもじゃないができません。


私の同僚のほとんどは時間厳守ができていますが、一部の介護職は本当に時間にルーズですね。


ご入居者様の対応で…というのは十分承知していますが、時間を守らない人はクセなのでしょう。


たいがい言い訳をして何度も予定を変えてきますので、ひょっとしてこの人は仕事ができない人なのかな?と色眼鏡で見てしまいます。


緊急な用事が入って私たちとの予定をすっぽかす人の言い訳は、こちらのほうが重要だったから。


ご利用者と私たち職員であればいざしらず、そういう介護職に限って、相手の肩書を見て優劣をつけるんですよね?


部長に呼ばれたから、施設長に指示されたから…と。


上司に従うのは当然ですが、あまりにも同僚をおざなりにしてしまうと、チームワークが崩れますし、なによりお互いの信頼関係を損ねます。


これがご入居者様だったらどうでしょうか?


個人の信頼だけでなく、会社としての信頼を失いかねませんよね?


ビジネスの世界で、アポイント取りのルールは先約優先です。


基本に立ち返って、我を忘れないよう心がけましょうね。

2019年11月6日水曜日

あなたは童心に帰って楽しめますか?未経験者が介護職に就いて必要なこと

皆さん職場を楽しんでいますか?


こういうと語弊がありますが、私は勤め先の老人ホームでメチャメチャ楽しんでいます。


ルーティーンの仕事はさておき、入居されているご高齢者とのふれあいで純粋にイベントを楽しめない介護職が多いのは残念ですね。


ご高齢者なりにプライドとか人生の大先輩の誇りを持っているでしょうが、季節ごとに催されるイベント、春はお花見、夏はビアガーデン、秋は文化祭、冬はクリスマスや正月は職員ともどもに楽しみにしています。


フツーのサラリーマンをやってきた私達にとって、童心に帰って職場を楽しむってことは不謹慎に思われがちですが、ここでは楽しんだもの勝ちって雰囲気が漂っています。


営利企業の多くが効率的なビジネスを行い、利益を追求しますが、こと介護業界に限って言えば少し状況が違います。


介護はもともと非効率なもので、実はこの非効率を追求することにチャンスが眠っていることに誰も気づいていません。


私は介護職員ではないため、介護に直接携わることは許されていませんが、ご高齢者との簡単なやり取りは許されています。


(というより介護施設に勤める職員は兼務が基本)


たとえば、今はスマホって便利なものがあるんだよ?と私のスマホを渡してあれこれ操作させてみるんです。


いやいや私は触ったことがないから壊しちゃうわよと、たわいのない会話をしながら、実はお孫さんやご家族様ともっと連絡が取りたいって願いを聞き出せちゃうことだってある。


他にも、ツムツムの対戦相手がいないから困っていただとか、実は施設内に親しい友達ができないでいるって要望を聞けることだってあります。


私はすでにこの施設でパソコンに詳しい人との触れ込みが形成されてしまっているので、多くの時間をご入居者様のご自宅で過ごすのですが、サラリーマンやってた頃のクセがなかなか抜けず苦労しました。


どうしても営利を追求するので、無駄な時間は過ごしたくない、すぐに事務所に帰らなくてはとの本能が働いてしまうのです。


今でこそ、何時間も非効率的な?(私にとっては事務所で座っているよりよっぽど建設的ですが)時間を過ごすことになれてしまいましたが、未経験者が介護業界に転職するとこのようなギャップに苦しめられることも多々あるという、今回はたわいもない話でした。

2019年11月5日火曜日

横の繋がりを大切に!介護業界でサバイブするなら縁は大切にしよう

私が現在勤めている老人ホームの総務職となってすでに10年が過ぎましたが、この業界ほど横の繋がりを大切にする業界は知りません。


横のつながりと言っても同僚同士の友情ってレベルの話ではなく、会社の枠を超えた区全体、市全体の介護施設の繋がりの話を言っているのです。


私がかつて在籍した製造業においても、職場以外に強く幅広い人脈を作ることは評価の対象となりビジネスチャンスを持ってくるビジネスパーソンとして重宝されてきました。


逆に言ってしまえば、横と一切繋がろうとしない職員が魅力があるとは思えませんよね?


多くの場合、地域の自助努力のため集まったケアマネージャー同士の繋がり、介護施設の宣伝のため合同で集まった営業職同士の集まり、果ては一般の介護職同士での副業に関するネットワーク。


この業界では低い水準の給与をまかなうため、他施設で夜勤をしたり、スポットでドライバー業務をする人たちが、割と普通に副業に勤しみますし、私たち総務職員も「副業は絶対にダメ」とは言えません。


ですから、どこからともなく「あそこの特養の夜勤帯バイトが足りてないらしい」とか「某大手の施設で介護職員の空きが出たらしい」話も舞い込んできます。


副業やバイトだけではありません。


この業界あれこれと研修が多いので、他施設の職員と一緒になる機会が多いのですが、新しい知識を得ることもできるため重宝していますが、やはり人懐っこい介護職は強いなと感じています。


ケアマネージャーの転職時には横の繋がりの弊害が見られます。


介護業界においてケアマネはいわば営業職に相当しますから、その抱えているご利用者様の取り合い囲い込みが横行しているのは、悩ましいところですよね?


高い年収、高いポジションでヘッドハントされたのはいいが、実は彼ら彼女らが抱えているご利用者が目的だったケース。


挙句の果てには、利用者をごっそり奪われ自分は信用もなくして、もうこの世界では生きていけないとケアマネを辞められる方もいるようです。


介護職の皆さんは真面目すぎるが故に…騙されないでくださいね。

2019年11月4日月曜日

すぐ諦める未経験者はどこにいっても失敗する!チャレンジ精神を忘れない

数回にわたってどういう人なら未経験でも採用されるのか?考えていますが、ボランティア精神で社会に貢献できるヘルパーほど評価されるケースはありません。


日本人の特徴ですが、会社は社会の中の一部として存在している考え方があり、会社に利益をもたらすのではなく、地域や社会に貢献するということで評価を得ることができると考えるのです。


そこには私達凡人が多用する、やすっぽい感情や煩わしい人間関係、好き嫌いや、正しい正しくないといった基準ではなく、個人の利益を優先するより公共の利益を優先する基準が求められています。


社会にとって利益になる行動ができる人は、自分にとってもプラスになると考えています。


まぁ、ここまで考えられる人は転職するというよりも、どこかの企業からヘッドハンティングされていそうですが…


一方、私のようにリストラされて辛い体験をしても、世間に絶望するどころかチャンスととらえて再起を果たしてしまう人も、どこの世界に行ってもやっていけるタフさを持っています。


体験者にしか分からない辛さですが、目の前が突然真っ暗になったようで、1か月2か月と転職活動が上手くいかないと、自分は世間から必要とされていないのか?と疑心暗鬼に陥ります。


果ては自宅警備員と揶揄される大人の引きこもりや、自殺願望者と化す可能性もなきにしもあらず。


このように、何度チャレンジしても結果が出ない人がいますが、大事なことはチャレンジすること。


たった1つか2つの方法で転職できない、上手くいかないと諦めてしまうのではなく、3つ4つとアイデアを振り絞って諦めなければ必ず目標に達することができます。


こういったタイプの人も、強靭な精神をお持ちですから、転んでもタダでは起きないビジネスパーソンですよね。


こういう人物像になることができれば、面接など余裕で突破できましょうが、私たちは凡人として諦めずチャレンジを続けていきましょう!

2019年11月3日日曜日

長いものに巻かれるな!意思を貫き通せる人はどこに行っても評価される話

介護の世界って理不尽なことが多いですよね?


この世界は完全な女性社会の上に成り立っていますから、私達男性からみたらおかしなルールだらけじゃないですかね。


そんな中で過ごしていると多くの男性職員が長いものに巻かれてしまい、むしろ彼女らの保護下に入ってしまった方が楽だし、イジメられることもありません。


そういう生き方も悪くありませんが、やはり最後まで筋を貫いてある程度のリスクを覚悟できる人の方が上からの評価は高くなります。


そういう意思の貫き方ができる人って、多くの施設が欲しいと考えられていることを皆さん理解すべきではないでしょうか?


ただ、そのリスクを取る覚悟をするか否かを瞬時に見抜くのは至難の業ですし、自分の立場が悪ければ悪いほどこうした部分が出てきます。


一般職員だったら倒産の危機にさらされても転職してしまえば、それで済みますが、会社の経営者や経営陣は借入のリスクを負わなければなりません。


そういうリスクを全く意識せず覚悟もなしにエライさんになってしまうのもどうかと思いますし、中にはオイシイところだけ吸って何か起これば真っ先に逃げていく人たちもいらっしゃいます。


会社の経理なんて、財務諸表から危機をいち早く察知できますから、経理が逃げた施設はヤバいっていうのは定説ですよね?


しかしどんな状況であれ苦境に遭遇した逃げたでは、経営陣に入る器ではないということです。


もちろん、逃げたという言葉を使わずともリストラにあったと言ってしまえば、多少聞こえはよくなるでしょうが、一度逃げ癖が付いたエグゼクティブは何度も同じことを繰り返します。


私から言わせれば、世渡り上手のオジサマ共ですね。


介護の世界では比較的簡単に起業できますから、今多くの若者が理想を求めて起業に走ります。


そんな彼ら彼女らは何らかの危機が起こっても逃げませんよ?


最後の最後まで利用してくれるご高齢者のため尽力する姿は、逃げてばかりのオジサマとは対照的な存在ですね。

2019年11月2日土曜日

どの施設に転職しても上手く立ち振る舞える人は前職のことを持ち出さない

どこの職場にいっても要領のいい奴っていますよね?


自分自身、総務人事職という職種でありながらも人見知りをしますし、好き嫌いもはっきりしているので、こういう奴はどちらかといえば「いけ好かない同僚」


ただ今では、こういうタイプの人間はどこの職場に行っても生き残れる、ある意味会社の枠を超えて生存できる人だと確信しています。


私のこれまでの経験から、このタイプには共通する性格や態度があることが分かってきました。


今現在、こういうタイプのスキルが身に付いていないにしろ、少し意識してみるだけで今後の職場で変わってくるかもしれません。


特にこの日本では、協調性とか共同性が求められ、自分より他人を優先するのが美徳とされてきましたよね?


分かりやすい言葉でいうと自己犠牲ってことでしょうか。


また、過去の栄光や実績、ポジションにこだわり過ぎている人はどこに行っても上手くいかないでしょう。


転職して新しい人生を手に入れたと同時に、過去の自分を捨てることは転職のマナーってやつです。


なかなか簡単にできる人間の方が少ないと思いますが、それができる人間になれれば、未経験の転職先であっても、人が付いてくる人材になり得ます。


普通に考えて、過去の栄光を鼻にかけて威張っている人より、過去は過去として腰の低い未経験者では、どちらが一緒に仕事をしたい人物だと思うのでしょうか?


私にはなかなかできないことですが、過去を捨てる潔さが人を惹きつけ、周囲からの信頼を1日も早く勝ち取れるチャンスへと繋がります。


加えていうなら、「前職ではこうだったああだった」「元の職場の方が効率が良かった」という前職への未練、前職でのやり方を新しい職場での基準にしたがる人は、どちらかというとこだわりが強い人。


私も言うまい!言ってはならないと分かってはいるものの、上手くいかないことがあればつい(言っても何も変わらないと分かってはいるんだけど)、不満のはけ口として使ってしまいますね。


もし、あなたが未経験でこの介護業界に入ってくるのならば、こういう愚痴はなるべく放たないよう気を付けてください。

2019年11月1日金曜日

転職先の情報収集をする前に自分の長所短所を知らなければ上手くいかない

自己分析って苦手な人が多いですよね?


しかも自分の弱みとか強みを把握するのって何だが歯がゆくて、可能であれば避けて通りたいと誰もが思うこの転職通過儀式。


ふるきは孫子という人が、「彼を知り己を知らば百戦あやうからず」と有名な言葉を発しましたよね?


私が総務部の新人時代に上司からこの言葉を聞いたのですが、求人票を通じて相手のことを研究するのはもちろんのこと、自分のことを知らなければならないと説かれているような気がしました。


転職者の多くが転職先の情報収集に重きを置くのですが、私はやはり自分のことが分かっていないと上手くいかないと考えています。


別に自分を知らなくても転職できるじゃん!って後輩に言われたことがあるのですが、自覚もないままただ闇雲に転職したり、職種転向するとますます自分という生き物が分からなくなっていきます。


自分を知るということは、自分の長所短所だけでなく、自分の市場価値を知ることにもつながります。


多くの人が自分の市場価値を知らないまま、高望みして条件の良い求人にばかり応募し、お見送りされ、果てはタイムアップして掴みたくなかった求人に行かざるを得ない最悪の状況に陥ります。


逆にです、自分の良い悪い、何が得意で何が苦手なのかが分かりさえすれば、どのような会社であれば実力を発揮できるのか分かりますよね?


全くの未経験で畑違いでも、介護の世界で輝ける人はホスピタリティ精神が高く、正義感が強い人が多いですね。


介護職を受ける時に、何らかの性格診断テストを受けたのなら、間違いなくホスピタリティ精神と正義感はチェックされているハズです。


俗にいう職歴の棚卸とは少し違いますが、無料で使える性格診断を利用したり、有料ですが市販の性格診断テストを受けてみるのもよいでしょう。


自分の嫌な面がいろいろ見えて気分悪くなることもあるでしょうが、まずは己を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?